当日採択した集会決議

工事強行に対する抗議と申し入れ書

トナミ運輸株式会社
代表取締役社長
 綿貫 勝介 様

川田工業株式会社
代表取締役社長  川田 忠裕 様

昨年4月にトナミ運輸が川崎支店倉庫棟増築計画を提示してから10ヶ月以上経過しました。
この間、住民の再三の要求にもかかわらず、トナミは話し合いを一切拒否しています。 この2月18日には、工事説明会も開かぬまま、工事を強行しました。これまで市議会の請願採択、市長の指導にも従おうとせず、話し合いのテーブルに着くことを拒否したままでの工事強行です。以後近隣住民の抗議の声にも耳を貸さず、ひどい振動や騒音を撒き散らしながら工事を続行しており、この度重なる暴挙に私たちは強く抗議するものです。

 私たち住民の会は、123日付け文書にてトナミ及び川田工業に対して、工事説明会開催及び工事協定書締結の申し入れを行いました。申し入れの内容は、工事説明会を開催して十分説明を尽くした上で、トナミ及び川田工業と住民の会の3者での工事協定書締結を求めたものです。
 トナミ側はこの申し入れには返答せず、個人宅に文書を送りつけ「工事協定書を締結するから印鑑や身分証明の書類を持って調印に来い」と一方的に押し付けてきました。当日「説明会を開け」と集まった住民に対して「質問や意見は受付けない」と玄関払いをしました。
 本来、説明会を開いて、長い工事期間中多大な迷惑をかける近隣住民の不安や心配を取り除いてから工事にかかるのが常識です。こんな住民を馬鹿にした話は聞いたことがありません。

ましてやトナミは、昨年9月に住民の会が出した「調停」に関する市長の「調停受諾勧告」に対して、さまざま質問の文書を出して引き伸ばしを図り、調停に応じようとしていないのです。
 そればかりか、私たちが当事者としてその文書の公開を求め、市長が開示を決定したことを不服として、トナミは川崎市に対して、2月12日「開示執行停止」を求める裁判を起こしました。
 2月18日横浜地裁は不当にもこの仮処分を認める決定を出しましたが、私たちは絶対容認することは出来ません。当たり前の情報公開が認められるよう全力を尽くすことを申し添えておきます。

以上、工事強行に厳重に抗議すると共に、下記2点について315日までに誠意ある回答を行うよう申し入れるものです。
 1)即工事を中断して工事説明会を開催し、住民に十分説明を行うこと。
 2)トナミ及び川田工業と住民の会の3者が合意した上で工事協定書を締結してか    ら、工事を再開すること。

                                   以 上

200838

38トナミ運輸川崎支店 抗議行動参加者一同
 トナミ運輸倉庫増築に関する住民の会
  

9.28.三者共同抗議行動で提出した市長宛抗議文

 2007928

川崎市

  阿部 孝夫殿

トナミ運輸倉庫増築に関する住民の会

 

先に住民の会が川崎市議会に対して提出した『トナミ運輸()川崎支店倉庫棟・睡眠室棟増築工事の計画変更を求める請願』の審査が、8月22川崎市議会まちづくり委員会にて行われ、全会一致にて趣

旨採択されました。

まちづくり委員会の審査においては、弁護士をたてて一切住民との話し合いに応じないトナミ運輸の姿勢と、それを放置する行政に厳しい批判が集中しました。質疑の中で、まちづくり局長は「トナミ運輸が住民と誠意を持って話し合いをするよう、強く要請していく」と答弁しております。

しかし、トナミ運輸はこの議決を受けての行政指導にも従わず、依然として住民拒否の態度に固執し、議会軽視、行政指導無視の態度を続けております。まさに社会的責任を果たすべき企業としてあるまじき行為です。

にもかかわらず、914日、まちづくり調整課は総合調整条例に基づく「承認」を認めてしまいました。これは、住民の会の「トナミ運輸が話し合いに応じるまでは承認しないでほしい」という再三の要求を踏みにじっての暴挙であり、断じて容認出来ません。

20m大倉庫棟屋上に118台の開放型駐車場を建設
 短時間ですべてさばけたチラシ

川崎市、調停受託勧告を拒否した
  トナミ運輸に初の事実公表処分(08.7.8.)
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『川崎市は.条例に従い、今こそ「事実の公表」に
踏み切るべきです』
 5月29日、住民の会、市長あてに公開質問状を提出


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新聞報道はこちら
08.3.8.トナミ社前抗議行動に60人
住民の調停申請から9ヶ月
川崎市の事実公表通知から半年

 ようやくなされた公表は市民への周知には程遠い
議会請願採択→行政独走あいつぐ
    07年9月28日、三団体が共同で抗議行動     

 08.7月1日、まちづくり局交渉の報告
 川崎市がごていねいにも事実公表を事前通知したことで、トナミは早速(6月26日)公開差し止めの本訴と執行停止の仮処分申請を行いました。
 7月4日、横浜地裁はトナミの執行停止の申請を却下。7月8日、ようやく事実の公表が行われました。
 住民の会は、即刻事実の公表を行うこととあわせ、市ホームページや市政だよりへの掲載を求めていました。条例違反に対する制裁の趣旨からすれば広く市民に伝わらなければ意味がありません。
 しかし、行われたのは公告文を本庁と高津区役所の掲示板に貼り付けただけ。まず誰も見ないやり方です
。 
08. 7月1日、市庁舎前で宣伝行動→まちづくり局交渉